矛盾だらけの大人社会を告発する小気味いい女子高生

Posted by 安達 かおる

ファミレスに遅い昼食を食べに行った

横のテーブルでは女子高校生グループが「彼氏」談義で盛り上がっていた

耳をダンボにしていたわけではないが自然と会話は耳に入ってくる

ケッケ笑いながらの「別れ」話がとても私の興味を引いた

「別れたら！」

「別れちゃおうかな！」

「別れた方がいいよ！」

「別れれば！」

「別れ」と言う言葉の回数の多さに驚き

断片的な会話から察するに

女の子達にとって「別れ」と「付き合う」事の物理的基準が

「セックスさせる」か「拒否」るかであったのがとても印象的だった

女子校生に限るわけでもなくよくよく考えてみると

男と女の「別れる」「つき合う」の一般的社会基準がこれであるのは

間違いはない

・・・・・では「つき合う」確認作業がないとセックスはあり得ないのかと言うと

全くそんな事はないのである

ＡＶ女優　風俗嬢   ナンパされる女の子　人妻の浮気　援交・・・・etc

亭主のいない人妻はあり得ないばかりか

彼氏のいないＡＶ嬢に出会う事はほとんどない

しいて言えばそこに「愛」と言うやっかいな感情が介在するか否かは

あるんだろうが・・・

隣り合った女子高生どもの基準が

カミングアウトする「セックス」には

「愛を付与しましょう」・・・否・・・「愛の幻想をもとう」

と言う極めて合理的な思考に納得してしまった

興味本位で体験するセックスがやがて

人間関係の構築プロセスに組み込まれて行く

場合によっては「損得勘定」の基準すら動員しなければならない

セックスを愛の結果としてしまうと

矛盾だらけの現象が多すぎる

欲望の結果とすると

ほとんどの事態が説明可能になる

| 2010年02月11日 11:16 | 安達かおるのつぶやき | コメント（2）